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執筆者の写真篠原竜一

篠原金融塾 グローバルマーケットウィークリー 12/20/2024

米連邦準備制度理事会(FRB)は17-18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想通りフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%引下げ、4.25~4.5%と決定した。


この日公表された新たな金利見通しによると、2025年は大半の当局者が25年に2回の利下げを予測、26年の利下げ回数も減らし、2年後の政策金利を3.4%と予測した。


パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で「今日はさらに際どい判断だったが、我々は正しい判断だと考えた」と述べた。今年に入り政策金利を合計1%引き下げたことで、FRBは「今後の政策金利の調整について、一段と慎重に検討できる」と語った。


一方、日本銀行は19日の金融政策決定会合で、追加利上げを見送り、金融政策を維持することを決めた。植田日銀総裁は、基調的な物価上昇率は展望レポートの予測期間(2024~26年)の後半に物価安定目標の2%に向けて上昇していく見通しであり、その下で引き続き利上げを進める従来の姿勢が変わっていないことを語った。


来年の春闘、トランプ次期政権誕生など不確実性が高いというのが、今回の利上げ見送りの理由だと思料される。そんなに待っている必要があるのか私には理解できないが、確かにその影響を把握するには時間がかかるのは事実だ。


金融政策が反対を向いていれば何かが起こる。従って、FRBによる利下げが慎重に、日銀による利上げも慎重になったということは良いことかもしれない。その結果、ドル円は上値を試す展開になるかもしれないが。。。


年内最後のレポートになります。


2024年は、元旦の能登半島地震から始まりました。そして円安を要因とする強烈な物価高と悪いニュースが記憶に残りますが、スポーツでは、パリオリンピックでの日本選手の活躍、そして大谷選手の大活躍が印象に残っています。


2025年には、ウクライナ情勢、中東情勢が解決に向かい、素晴らしい年になることを祈っています。


今年もお世話になりました。


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