篠原金融塾 グローバルマーケットウィークリー 8/29/2026
- 篠原竜一

- 4 分前
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ワイオミング州ジャクソンホールで開催した経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で米連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ議長は、「基調的なインフレはわれわれの目標に明らかに、十分な速さで向かっていると確信する必要がある。そうでないとすれば、やるべき仕事がある」と話した。
また、フォワードガイダンスについては、「分かりやすさを追求するあまり、かえって曖昧さを生むリスクがある」とし、金利を巡る中途半端なコミットメントは「判断する時期が来たときに適切な判断を下す自分たちの自由を縛ってしまう」と話した。
米国経済については、3.6%前後という現行の政策金利が歯止めになっている兆候はほぼないとの認識を示した。「クレジット市場とローン市場は政策による引き締まりの兆しをほとんど示していない」と指摘。住宅と農業の分野には引き締まりの兆候がいくらかあるものの「全体としては、幅広い金融環境は引き締め的とは言いにくい」と語った。
ウォーシュ氏が今回、インフレ抑制についてこれまでよりも強い姿勢を示したことで、9/15-16のFOMCでの利上げの可能性が高まったというのが市場での評価。ドル円は160台に乗せて越週。
マーケットの関心は9/4に発表予定の雇用統計に集まっている。雇用者数や平均時給が市場予想を上回れば、9月利上げの可能性が高まり、ドル円は上値を試すことになるだろう。逆に労働市場の減速が示されれば、利上げ観測が後退、ドル円の上値は限られることになるだろう。
斯かる状況下、9/17-18に開催される日本銀行の金融政策決定会合での利上げの可能性は高まっていると思われる。FRBが利上げ、日本銀行が仮に据え置くようなことがあれば、ドル円は大きく上値を試す展開となるかもしれない。
週末に雇用統計を控えていることに加え、再び160円台に乗せたことによる介入警戒感から、グローバルマーケットは神経質な展開が続くだろう。

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