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篠原金融塾 長嶋茂雄氏、日本の人口減少 グローバルマーケットウィークリー 6/6/2025

長嶋茂雄氏が亡くなった。


僕が家族以外で最初に好きになった人は、おそらく長嶋選手だ。3歳の誕生日に両親にお願いしたのは巨人のユニホーム、背番号3だ。一番小さいのを買ってもらったが、ぶかぶかで皆から笑われたが、本人は大満足だった。グローブと軟球も買ってもらって毎日練習した。


東京以外はわからないが、当時の小学生(男子)は、黄色い巨人の野球帽をかぶって学校に行ったものだ。学校が終わるとランドセルを玄関に放り投げて、グローブとバットをもって空き地に行ったものだ。


当時の家のテレビが白黒だったこともあって、初めてナイターに連れて行ってもらった時のことは忘れられない。階段を上ってグランドが見えた時の僕の第一声は「カラーだ」。芝生の緑、光り輝く背番号3、とにかく奇麗だった。僕が魅了されたのは長嶋選手の守備だ。格好良かった。特に三遊間のゴロはショートの出番はない。華麗なフィールディングだった。


ピッチャー堀内、キャッチャー森、ファースト王、セカンド土井、サード長嶋、ショート黒江、レフト高田、センター柴田、ライト末次。巨人の全盛時代(9連覇)で、巨人戦は毎日テレビで観ることが出来た。記憶が曖昧だが、野球放送が始まる前には、巨人の星、侍ジャイアンツ、そしてナイター中継。巨人戦がない日は、がっかりしたものだ。放送は6時半頃から始まり、9時のドラマが始まる前には終了した。試合の終盤8時半頃に巨人にチャンスが来ると、不思議だが長嶋選手に打順が回ってくる。長嶋選手が打って、試合が決まる、そんな試合を何度観たことだろうか。


そんな長嶋選手の引退試合は、1974年10月14日(月曜日)に後楽園球場で行われた。巨人対中日のダブルヘッダーの第1試合で、通算444号本塁打を放った。月曜日なのに何故かテレビで観ていたが、第1試合が終わった後、長嶋が涙を流しながらダイヤモンドを一周する姿に父が感涙していたことが忘れられない。第2試合後の引退セレモニー。「わが巨人軍は永久に不滅です!」の名言、スポットライトが長嶋を照らし、ファンの合唱する「蛍の光」、感動的だった。


心よりお悔やみ申し上げます。


さて、グローバルマーケットでは、欧州中央銀行(ECB)が、市場の予想通り政策金利を0.25%引き下げ、預金金利を2.00%としたが、今後の利下げについては慎重な見方をする当局者も増えてきた。アメリカの関税政策が世界経済に与える影響を見極めたいということだろう。


金曜日に5月の雇用統計が発表されたが、非農業部門雇用者数は13万9,000人増加。失業率は4.2%。略市場の予想通りの結果となり、引き続き労働市場は堅調だ。しかしながら、関税政策を巡る不透明感から、今後労働市場が弱含む可能性もあることには留意の要だろう。


日本からは先行きが不安になるニュースだ。2024年の日本の出生数は68万6,061人で、統計開始以来、初めて70万人を下回った。前年より4万1,227人減少し、9年連続で過去最少を更新している。合計特殊出生率は1.15と過去最低を更新し、前年の1.20から低下。特に東京都では0.96と、2年連続で「1」を割り込んでいる。


政府は少子化対策として、出産・育児の支援強化や男性の育児休暇取得促進などを進めているが、出生数の減少に歯止めがかからないどころか加速している。深刻な問題だ。

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