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執筆者の写真篠原竜一

篠原金融塾  グローバルマーケットウィークリー 4/21/2023

アメリカの企業固定投資の伸びは鈍化し、住宅投資も減少が続いている。アメリカ経済の不確実性は、大きくなっているのかもしれない。銀行セクターの最近の動向がマクロ経済状況に与える影響が速やかに緩和されるか、逆に想定以上に悪化するかでは、景気の先行きは大きく異なることになる。斯かる状況下、アメリカの景気後退を懸念する向きが増えているが、どうも腹に落ちない。今わかっていることは、1)インフレ率が依然として高すぎること、2)労働市場が依然としてタイトであるということだけだ。


アメリカの3月の消費者物価指数(CPI)は、前年比5.0%上昇、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は同5.6%上昇、減速はしてきているものの、引き続き高水準である。


アメリカの3月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比23万6,000人増、失業率は3.5%。平均時給は前年比では4.2%増と鈍化しているものの、引き続き高水準だ。


景気の先行き懸念が高まっているものの、5月2、3日に予定される次回連邦公開市場委員会(FOMC)でも利上げが実施されると考えていたほうが良い。

今週のグローバルマーケットはFOMCを控え、レンジ相場が予想される。個人的には、日銀の金融政策決定会合(27-28日)での政策修正を期待しているが、そうなると少し動きがでてくるだろう。アメリカの減速懸念には違和感はあるものの、仮にそうなるのであれば、尚更日銀による政策の修正は早い方が良いだろう。


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