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暇なときに 9月入学 or 4月入学 (Part 2) 5/21/2020 木曜日

受験生並びにその保護者が知っておいた方が良いことは、1)今年は既に始まっている。勉強は学校が再開しようが、しまいが、進めないといけない。2)受験の日程が今まで通りなのか、延期されるのかはまだわからない。3)9月入学へ移行するかしないかは、6月上旬には政府は方向を示す、ということだ。

また、今現在幼稚園年中組の子どもを持つ保護者は、子どもの誕生日によっては来年の9月から小学生になるかもしれないということを知っておいた方が良い。1)一斉実施案の場合、2015年4月2日~2015年9月1日生まれの子どもは4月から年長組に進級するのではなく、9月から小学校へ入学することになる。2)段階的実施案の場合、2015年4月2日~2015年5月1日生まれの子どもは4月から年長組に進級するのではなく、9月から小学校へ入学することになる。

政府は早く決めたほうが良い。4月入学を続けても、9月入学に変更しても、受験生とその保護者に与える影響は少なくないだろう。だとすればどうなるのか早く伝えてあげることが何よりも重要だと私は思う。

来年からも4月入学で、受験生並びにその保護者が大きな問題はないというのであれば、入学時期を敢えて変更する必要はない。しかしながら、学校の開始が遅れたことで不安に思っている受験生並びにその保護者が多いのであれば、世界的には9月入学がスタンダードであり、これを機に9月入学に変更すれば良い。

加えて大学については、さらに突っ込んだ議論を始めるべきだ。萩生田文部科学大臣の記者会見での最初の話題が、緊急給付金の支給についてだった。学生に対し、国からの緊急給付金の支給に加え、各大学独自の緊急給付金などを検討しなければならないという状況を鑑みると、9月入学のみならず、卒業必要単位を取得したら学位を取得できるという制度への変更を考えたほうが良いのではないかと思う。

4年間通うという学年制から卒業必要単位制への変更だ。入学時期も、2学期制であれば4月入学、9月入学など、学期の始まりに併せて入学できるようにしたら良いのではないか?そして、学期ごとに単位を取得できるようにすれば3年で卒業する学生、3年半で卒業する学生が出てくる。その分、学費の負担が少なくなる。

グローバルのスタンダードに無理矢理合わせる必要はないが、受験生のことを考えると入学時期を遅らせたほうが良さそうなのであれば、9月入学に躊躇する大きな理由はない様な気がする。逆に受験生にとって9月入学に変わる負担が大きいのであれば、わざわざ9月入学に変更する必要はないだろう。

どうなるのかがわからないというのが受験生にとっては一番不安だろう。国会では定年についての議論が白熱しているが、来年からの問題を議論しているのではない。まだまだ議論が必要なようだ。継続審議にすれば良い。しかしながら、学校の入学時期は、まさに今この瞬間の問題だ。受験生にとって何が最善策かを議論し、一日も早く、その方針を決めて欲しい。

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