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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

暇なときに 篠原金融塾 米国債券市場

米国債金利は、年初来実質金利の低下を主因に約50bp低下している。私は金利が下がるとすれば、期待インフレ率の低下が、金利が上がるとすれば、実質金利(≒期待収益率)の上昇が注目されるはずだと思って市場を見てきたが、全く逆の展開となっている。難しい。米国の実質金利がなんと40bp!ちょっとやりすぎのような気がする。


昨年末には2019年は、FRBによる利上げは2回実施されるという見方が市場のコンセンサスだったが、足許では逆に1回の利下げを織込みつつある。


市場の値動きから考えれば、米中問題の早期解決が遠のき、景気のスローダウンが最大の焦点となってきているようだ。


欧州議会選挙の結果、ブレグジットの行方を考えると欧州のリスク資産への投資はリスクが高い。FRBによる利上げの可能性が剥落というところまでなら良いが、市場が年内利下げを期待しているのであれば、米国のリスク資産への投資のリスクもより大きくなってきている。


米中通商問題が覇権争いである限り、早期解決はない。欧州、中国のスローダウンを心配している間に米国のスローダウンも心配しないといけないのだとするとかなり厄介な相場展開となる可能性がでてきた。





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