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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

暇なときに アメリカ対中国 未来の覇権争い(第1回)

米中両政府は、貿易問題を巡る2日間の閣僚級協議を終えた。トランプ大統領は、今後も交渉を続ける方針を表明、現時点での交渉決裂は回避した。米政権は同日未明に2千億ドル(約22兆円)分の中国製品に対する制裁関税を現在の10%から25%に引き上げた。中国の報復次第で対立は一段と激しくなる見通しだ。


表面的には米国と中国の間で通商面での冷戦がいよいよ本格化している。この新冷戦でアメリカと中国は何を争うのかと言えば、「技術」だ。これからの世界は、アメリカとその同盟国vs中国とその影響下のある企業の「技術」を巡る戦いだ。


中国は、「中国制造2025」というロードマップを2015年に国家戦略として掲げている。これから30年後には世界一の技術力で世界の覇権国家になるという。


米政府は、米国の世界最高の技術の流出を防ぐために動き出した。ファーウェイが、イランとの違法取引に関わったとして、米企業との取引から締め出そうとしている。


米国と中国の争いはこれからも続く。日本は、この技術を巡る戦いには正直参加できていない。圧倒的に差をつけられている状況だ。我々日本人はどうすべきなのか?(つづく)

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