学校訪問 Nishimachi International School
更新日:2019年7月12日
2019年4月に訪問。
元麻布にある西町インターナショナルスクールのミドルスクールプリンシパルのローソン先生、アドミッションの山口氏、フロントオフィスの柳下氏を訪ねた。教員、アドミッション、フロントオフィス、PTAが主に使う松方ハウスは歴史的建造物で、建物に入るだけで伝統を感じる。
西町は1949年に設立され、幼稚園から9年生までの約460人が在籍している。厳格なハードリミットは設けていないが、外国人1/3、日本人1/3、バイカルチャー1/3が理想的な生徒の構成だという。1クラスは20名程度。外国人も含め全生徒がそのレベルに応じて日本語を毎日学ぶが、山口氏は、西町はバイリンガルスクールではなく、英語で学ぶインターナショナルスクールだと強調する。
西町の創立者松方種子先生は、「ともに分かち合い、ともに生き、ともに学びつつ、個人の独自性を育てることが、西町における教育姿勢です」と言っているが、この方針は現在も大きく変わらないという。
西町はWestern Association of Schools and Colleges(WASC)並びにCouncil of International School(CIS)の認定校である。カリキュラムは米国が基本だが、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドおよび他の国々からの進んだカリキュラムを 常に取り入れるようにしているとのことだ。
西町は生徒数約460名と決して小さい学校ではないが、とてもリラックスした雰囲気で、子供たちは皆優しい表情をしている。受験校のイメージはないが、Elementary School、Middle schoolの基礎教育は、とても充実している。現在西町は9年生(日本の中学3年生)迄の学校なので、他の名門インターナショナルスクールやアメリカのボーディングスクールなどレベルの高い高校に進学している。その後は名門リベラアーツカレッジ、アイビーリーグ、MIT、シカゴ大学、デューク大学などアメリカの最難関大学に多くが進学している。欧州の大学、日本の名門大学の医学部に進む出身者もいる。
古くから西町の高校設立を期待する声は強い。現在も高校設立については様々な議論がされているようだ。
西町は、優れたコミュニケーション能力、深い思考力を生徒に求める。生徒は自主的に学習をすすめ、グループ学習などを通じて協調性の重要さを学ぶ。そして質の高い成果を生み出すようになり、文化を尊重し、思いやりと尊敬の気持ちを持って、責任ある行動をとるグローバルリーダーになっていく。保護者にとっては安心して子供を通わせることが出来るとても素敵な学校だ。
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