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篠原金融塾 グローバルマーケット(週次)

新型コロナウイルスの感染が広がっている。世界の感染者数は6万4000人を超え、死者は1300人を上回る。新型肺炎の影響は短期的との見方が株式市場に多いが、感染ペースは衰えていない。


米景気の底堅さが世界経済にとっての唯一の安心感だ。債券市場は小動き。米国債のカーブはフラットニング。欧州債金利は低下。米国株は引き続き堅調な一方で日本株は上値が重くなってきている。ドル円は横這い。ここにきて原油は下げ止まり、金は上値を試している。


日本では、昨年10-12月期のGDPが5四半期ぶりマイナス成長に転じる見込みだ。日本株は軟調な展開が続くと覚悟した方が良い。新型コロナウイルスを巡る不安が払しょくされない限り、日本の企業業績の先行き不透明感が高まるのは避けられない。


米国頼みの状況は変わらない。


まだ影響は少ないものと思われるが、国内景気指標で1月の貿易統計、訪日外客数などが予定されており、国内景気が予想以上に悪化する可能性を織り込みにいく展開には留意の要。

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