top of page
執筆者の写真篠原竜一

篠原金融塾 グローバルマーケットウィークリー 9/13/2024

欧州中央銀行(ECB)は12日の理事会で政策金利を予想通り0.25%引き下げ、中銀預金金利を3.75%から3.5%に下げることを決定した。


ラガルド総裁は理事会後の記者会見で、「物価が予想外に下振れする可能性がある」とし、利下げが遅れる場合のリスクについて言及した。先行きの利下げについては、「データ次第」で「特定の道筋を事前に確約しない」と発言。この言い方から考えると、仮に景気が大きく悪化した場合には10月の利下げを検討することを辞さないが、据え置きが基本路線となりそうだ。


最新の景気・物価見通しによれば、ユーロ圏の実質成長率は24年に0.8%、25年は1.3%、26年が1.5%と若干下方修正した。また、物価上昇率は2024年が2.5%、25年が2.2%、26年が1.9%と6月時点の予測を据え置いた。


今週も引き続き金融政策に注目。


17-18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、19-20日に日本銀行による金融政策決定会合が開催される。FOMCでは、0.25%の利下げが実施され、FF金利は、5.00-5.25%に引き下げられる見通しだ。日本銀行には利上げを期待したいが、市場動向や経済、物価の先行きを見極めるために、短期金利の誘導目標は「0.25%程度」で維持される可能性が高い。


株式会社ランプライターコンサルティングは、当サイトに掲載している情報の正確性について万全を期しておりますが、その内容について保証するものではありません。当サイトでは、信頼できる情報源から得た情報を、確実に掲載するようあらゆる努力をしておりますが、株式会社ランプライターコンサルティングは、間違い、情報の欠落、あるいは、掲載されている情報の使用に起因して生じる結果に対して一切の責任を負わないものとします。当サイトに掲載されている全ての情報は、その時点の情報が掲載されており、完全性、正確性、時間の経過、あるいは、情報の使用に起因して生じる結果について一切の責任を負わないものとします。また、あらゆる種類の保証、それが明示されているか示唆されているかにかかわらず、また業務遂行、商品性、あるいは特定の目的への適合性への保証、また、これらに限定されない保証も含め、いかなることも保証するものではありません。





閲覧数:6回0件のコメント

Comments


bottom of page