篠原金融塾 グローバルマーケットウィークリー 7/23/2021
7/27,28にFOMCが開催される。政策金利をゼロ付近に維持するとともに、月額800億ドルの米国債と同400億ドルのMBSの購入を続けることが予想されている。
エコノミストは、量的緩和の縮小については、8月26-28日のジャクソンホール会合、あるいは9月21、22のFOMCにて方向性を示す可能性が高いと考えているようだ。そして、テーパリングの正式発表は年内で、実際の縮小開始は22年第1四半期(1-3月)というのが市場のコンセンサスか?だとすれば、もう少し米国債金利に上昇圧力がかかってもおかしくないが、金利は上がらない。
日本ではいよいよオリンピックが始まった。そわそわした日々が当面続く。今日は、競泳女子400メートル個人メドレー決勝で、大橋悠依選手が見事金メダルを獲得した。自由形でもライバルを寄せ付けなかった。強かった!そして表彰台で涙する姿も感動的だ。柔道男子66キロ級、女子52キロ級では阿部一二三選手と妹の詩選手が、日本史上初の「兄妹同日金メダル」を達成した。最強の兄妹だ!
だんだんオリンピックが盛り上がってきたが、新型コロナウイルスの累計感染者は世界で1億9,363万人、死者は415万人に達している状況だ。原則無観客であり、海外からの訪問者はオリンピック関係者のみだが、「世界で約40億人の人がテレビなどで観戦するオリンピックを開催する価値というのは、ものすごく大きいと思う」という菅総理の発言はその通りだと思う。
オリンピックを経て、お盆休み入りする日本。今週はアメリカでは、テスラ、アップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、などの注目企業の決算発表が続く。また、経済指標では、GDPや個人消費支出(PCE)価格指数が発表される。2qの米成長率は年率8.5%が予想されており、PCE指数がインフレの加速を示すようだとアメリカの金利が再び大きく上昇する可能性も。引き続き米金利動向に注目だ。
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