篠原金融塾 インフレ? グローバルマーケットウィークリー 7/9/2021

欧州中央銀行(ECB)は8日、中期的なインフレ目標を現行の「2%弱」から「2%」に引き上げ、必要な場合にはこの目標を超過しても容認することを決めた。欧州の金融政策をリードしてきた高インフレを懸念するドイツにとっては大きな変更だ。


米連邦準備制度理事会(FRB)は7日、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(同月15、16日分)を公表した。人数は明記されていないものの、複数の当局者が資産買い入れの縮小(テーパリング)が近づきつつあるとの見方を示している。当局者はこのところの物価の急上昇について、新型コロナウイルス禍による供給不足やボトルネックが主な要因であり、一時的なものだとする見方を変えていないが、一部の当局者は、今後もインフレ統計の高止まりが続けば、消費者や企業のインフレ期待が不適切な水準まで上昇しかねないとして懸念を示した。


最近のマーケットでは、世界的に新型コロナウイルス感染が再拡大する中、ショートカバーを巻き込みながら、安全資産とされる国債に買いが入り、米10年債は1.2%台を示現。ボラティリティを売っている向きにとってはヒヤリとする相場展開だ。逆にほっとしている債券ポートフォリオマネージャーは少なくないはずだ。ボラティリティの売り手にとっては、買われれば買われるほど、ショートポジションが大きくなるため、ショートカバーせざるを得ない参加者も少なくなかったはずであり、思ったより値幅が出たのだろう。米10年債が1.25-1.75%のレンジ内での推移となれば、今後国債金利の値動きは安定するのではないだろうか?


今後のマーケットの焦点はインフレ動向だ。最高峰の頭脳が集まる日米欧の中央銀行がインフレに対してノーガードだということは、市場参加者は、インフレに対して大きな心配をする必要はなく、長期金利が大きく上昇しないのであれば、リスク資産の上値を追いかけても良いのかもしれません。


しかしながら、やはり気になる。原油価格は75ドル近辺まで上昇、一般物価も明らかに上昇している。加えて、世界中の過剰流動性が金融資産の価格を押し上げている。景気は悪くない。そんな中、財政政策、金融政策共に引き続きアクセル全開で良い訳がないのでは?





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