篠原金融塾 Powerful ! グローバルマーケットウィークリー 9/18/2020

Powerful !

パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、「これは極めて”powerful”なフォワードガイダンス(将来の金融政策の指針)であり、本日発表した極めて”powerful”なフォワードガイダンスは経済に強力な支援を提供する」などと、「powerful」という言葉を会見中10回も使った。

パウエル議長は、何を伝えたいのか?

現状のアメリカのインフレ率は、2%を下回っている。FRBは、2%を上回る水準にインフレ率を押し上げ、当分の間2%を上回った水準で維持すると言っている。これを市場に信じて欲しいのだろう。


市場が信じてくれれば、債券利回りの低下がリスク資産を押し上げ、それが経済成長を加速させ、物価を押し上げてくれるのを期待している。


金融政策により過剰流動性を作り出せば、リスク資産を押し上げることは理解できる。問題はそこから先だ。


経済成長と物価を押し上げることを本当に実現できるのか?

実現できると市場参加者が思うのであれば、実質金利が横這う中、期待インフレ率の上昇を主因に金利は上昇、イールドカーブはスティープニングするはずだ。今週米国2年債は1.2bp、30年債は4.1bp金利は上昇しており、2/30のスプレッドは2.9bp広がっているが、実質金利も期待インフレ率もほぼ同じだけ上昇しているので、まだ何とも言えない。

金融政策のみによって経済成長を加速させ、物価を押し上げることには限界があるだろう。アメリカでは追加景気対策法案を巡る共和党、民主党間の協議に進展が見られない。ヨーロッパでは、新型コロナ感染拡大が止まらない。

円は7週間ぶりの高値をつけている。来週の日本株は、神経質な展開となりそうだが、4連休ということで月、火曜日のマーケットが休場というのが助けてくれるかもしれない。

プラス材料は菅新内閣への期待。マイナス材料は、米株が新高値をとりにいけなかったこと、そして円高。欧米市場次第では4連休明けの日本株が下値を試す展開もありそうだ。

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