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暇なときに 4/27/2020 月曜日

私は、自分だけは大丈夫なんて思っていないし、外出は可能な限り自粛している。経済的には、ヒトの流れを人工的に止めるので、インバウンド需要のダメージが大きく、日本のリセッションは決まり。世界経済はアメリカ頼み。アメリカが崩れたら世界大恐慌の可能性もあると何度も篠原金融塾に書いていたぐらい、新型コロナ感染拡大の影響は我々が思っている以上に大きいと思っている。

そんな私でも3月下旬に家族に「街中には遊びに行けないけど、車で海でも見に行くか?」なんて軽い気持ちで言ったことがあった。結局、「遊びに行くなんて今は駄目だね」と家でテレビを見ていると、海が混雑しているという。はっとした。

実際に海に行った人たちも、決して「自分は大丈夫」と無責任な行動をとっていたつもりではないと思う。車で行って、人に迷惑かけないように綺麗な海を見てこようと思って出かけたら、凄く混雑していて、びっくり、結果的に渋滞に巻き込まれたという人たちが多いだろう。

日本人はこういう報道を見ると素直に受け止める人が多いと思う。従って、メディアによる報道は重要だ。どんどん報道すれば良い。実際に海に出かける人たちは減ったという報道が多い。

「東京に住んでいる人は、帰省するのは止めましょう」

自分は大丈夫と思っている人は確実に「何で?」と思う。そうじゃない人でも意味を理解出来ない人もいるかもしれない。想像力がなさすぎると言われればその通りだが、「何で帰省を止めた方が良いのか」、何度も何度もメッセージを出すことはとても重要だと思う。

23日までで日航グループと全日空で計5万人の沖縄行きの予約が入っているようだ。沖縄県の玉城デニー知事は「大型連休に沖縄へ来る予定の方が航空会社の予約によると6万人余りいる」と投稿し、「どうか今の沖縄への旅はキャンセルして」と呼び掛けている。メディアはどんどん取り上げたほうが良い。

緊急事態宣言が発出されて、これだけ騒ぎになっているのだから、沖縄旅行の計画を立てている人達も、ゴールデンウィーク中の沖縄旅行をキャンセルしたほうが良いと思っている人が殆どだろう。それでもキャンセルしても返金はない予約だからとキャンセルを躊躇している人も多いはずだ。だからこそ、大々的にメディアで取り上げて、キャンセルするよう背中を押してあげるべきだ。そうしないといつまでたっても緊急事態宣言が解除出来ず、ますます疲弊することになる。

自宅への帰省で沖縄に帰る人もいるだろうが、極端に言えば、仮に6万人が沖縄行きをキャンセルしたら、6万枚の飛行機のチケットがキャンセルされ、6万人分のホテルがキャンセルされる。これはこれで大変だ。政府は何か対策を打たないといけない。

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