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篠原金融塾 グローバルマーケットウィークリー 8/21/2026
米財務省は19日、期間が長めの米国債を対象とした流動性支援の買い入れオペの規模を、1回当たり20億ドルから少なくとも40億ドルに倍増すると発表した。これを受け、30年債利回りは19年ぶりの高水準付近(5.34%)から5.18%に急低下した。 しかしながら、為替介入同様ファンダメンタルズ面での改善がない限り効果は一時的なものだと言わざるを得ない。逆に巨額の財政赤字に対する不安、財務省に対する不信感につながる可能性があるかもしれない。それでも、財務省が金利安定化のためのカードを切ったという事実は、市場参加者にとっては無視できないシグナルだ。 買入れ消却の目的は、価格形成が不安定になりやすいオフ・ザ・ランと呼ばれる流動性の低い既発債を財務省が吸収することで、長期金利のタームプレミアムを抑え、カーブ全体のボラティリティを低減させる狙いがある。 たしかに流動性の改善を目的としていると言われればその通りだが、実際には長期金利の急騰を抑えるための財務省による市場安定化オペだと捉えている市場参加者が多いだろう。連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和や

篠原竜一
4 日前読了時間: 3分


篠原金融塾 トマ・ピケティのR>G グローバルマーケットウィークリー 8/14/2026
米オンライン決済大手ストライプのコリソン最高経営責任者(CEO)が自身のXのフォロワーに対して実施した経済見通しに関するへのアンケートでは、今後5年間で経済成長率が2倍の年平均4.3%に加速し、就業者数は約8%減少するという結果になったそうだ。 AIが経済産出量を大幅に増やす一方、数千万人の労働者が不要になる、雇用なき成長という世界だ。 このアンケートの結果が正しいかどうかはわからないが、これからのグローバルマーケットの大きなテーマであることは確かだろう。 アメリカの株式市場は、関税や戦争、原油高、期待外れの雇用統計、GDPなどファンダメンタルズをものともせず、株価は最高値圏を維持している。 フランスの経済学者で、世界的ベストセラー『21世紀の資本』を書いたトマ・ピケティ氏は「なぜ格差は縮まらないのか」を歴史データで証明した経済学者だが、その核心は、 R>G(資本収益率>経済成長率) というシンプルな不等式。これが「格差は努力ではなく構造で広がる」という彼の主張のすべてを支えているが、まさに今のマーケットそのものなのかもしれない。

篠原竜一
8月16日読了時間: 5分
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