暇なときに 金利が上がる 金利が下がる

更新日:2019年4月30日

国債など債券投資を考えてみる。


金利が急低下して困る人はあまりいない。銀行、生保などの金融機関の中には集めた預金を運用しないといけないので、貸出、運用残高が伸びない場合困るというケースはあるかもしれない。しかしながら、何はともあれ、貸出、債券運用をしている訳なので多くの場合損をするわけではない。国債、社債などをもっと買っておけばよかったということだ。


逆に金利が急上昇すると困る人は結構いる。個人で住宅ローンを変動金利で借りている人は困る。国債、社債、などに投資している投資家も困る。


米国の中央銀行であるFRBは超低金利政策からの正常化を進めてきた。それでも市場金利は思ったよりも上昇していない。その理由は何だろうか?


通常だと金利が上がるのであれば、保有している国債、社債を金利が上がる前に売ろうという話になる。そうすると売りが売りを呼び、どんどん金利が上昇する。所謂債券のベアマーケットだ。今回も金融機関は、当然FRBが利上げを始める前からそれに備えて債券ポートフォリオを管理しているはずだ。しかしながら今回はいつもとは違う経験をしている。思ったよりも金利が上がらない。何故ならFRB自体が大量の国債、モーゲージ債を保有しており、毎月一定量は保有を減らしているものの、大量の売り玉が市場に入ってこないのだ。加えて9月にはバランスシートの縮小を止めると宣言している。これでは金利は上がらない。大きく金利が上がらないとすれば売りが売りを呼ぶことにはならない。


金曜日に発表された1-3月期の米国の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は前期比年率換算で+3.2%。市場のコンセンサス+2.5%を上回る内容だ。しかしながら、GDPの成長に寄与した要因は、純輸出と在庫増。FRBがインフレ指標として重視する食品・エネルギーを除くコアのPCE価格指数は1.3%の上昇となったことを受け、米国債は買われて終わっている。


内訳をみると、GDPの3分の2を占める消費支出は+1.2%と昨年の4qからは鈍化。設備投資の尺度である非住宅固定投資も+2.7%(前期は5.4%増)と米経済に力強さはないとコメントするエコノミストが多いだろう。


しかしながら、私は今の株式市場にとっては丁度良い景気の強さなのだと思っている。インフレ圧力が高まるほどの景気の強さはない。一方でリセッションを心配しないといけない程景気が悪い訳ではない。FRBの金融政策は市場を驚かせる内容には当面ならない。低金利政策が続く政策が続く中、ここから先、金利が大幅に上昇することも低下することもない、ということが確認できれば、お金の行先は当面株式市場のような気がする。



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