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9.11を経験した筆者が、米国ボーディングスクールを推す理由

幻冬舎ゴールドオンラインに定期的に寄稿することになりました。


https://gentosha-go.com/articles/-/22689


近年、富裕層を中心に、子どもを幼少のうちに海外留学させたり、国内のインターナショナルスクールに通わせたりと、国際感覚を身に着けるための教育がひとつのトレンドになっている。本連載では、グローバルマーケットの第一線で活躍し、現在は留学サポート事業などを手がける株式会社ランプライターコンサルティングで代表取締役社長を務める篠原竜一氏が、グローバル人材を目指す富裕層の教育事情について、実体験も交えながら解説する。


2001年9月11日…あの時、筆者はWTCにいた


ウォールストリートで働く人たちの朝はとても早い。その日は雲一つない青い空。邦銀のニューヨーク支店で働く筆者は、いつものようにシステムの電源を入れ、情報端末で東京・ロンドン市場の値動きを確認。本店、香港、シンガポール、ロンドンの同僚からのメールに目を通し、トレーダーとその日の方針を議論していた。


朝食は、コーヒーとバターをたっぷりぬったシナモンレーズンベーグルの簡単な朝食を会社で食べることが多かったが、その日は86丁目と2nd Avenueにあるドイツ系移民の経営する美味しいハム店で買ったハニー・ローステッド・ハムとレタスでマヨネーズたっぷりのサンドイッチを妻が作っ