篠原金融塾 ちょっと気になるアメリカ経済その2

9月の米国の非製造業景況指数(8月は56.4)は52.6。市場予想の55.3を大きく下回っているものの、非製造業は引き続き拡大している。それでも8月の実績値、市場予想を下回ったことで、米株は下値を試している。チャートの形は良くない。雇用統計が弱かったらまずいなと考える市場参加者が増えているものと思料。


米10年債は買われ、1.5%を試している。こんなレベルで買いたい向きは少ないものの、買わされているという印象。


明日発表予定の雇用統計が、失業率3.7%近辺、非農業部門雇用者数変化が10万人以上であれば大きな問題はない。ほっと一息のはずだが、景気の弱い指標に反応しやすいのが気になる。


逆に雇用統計が弱くても利下げ期待が高まれば米国債金利は低下、米株にとって支援材料になる可能性も。しかしながら、米株のロングポジションの調整が大きく入っているわけでもないので、ずるずる下値トライの可能性もある。


大きな問題は、FRBによる利下げが米経済に与える影響は小さいという事。市場に過剰流動性が増えるだけで、行き場のない資金はリスク資産をサポートし、株式、クレジット市場はますます歪むことに。


何はともあれ明日の雇用統計に注目。

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