暇なときに 5/13/2020 水曜日
六本木の交差点から外苑東通りを乃木坂駅の方に向かって歩く。まだ11時前だからなのだろうか、東京ミッドタウン周辺の人通りは少ない。オフィス街には人は戻って来ているが、商業施設はまだ閑散としている。ソーシャル・ディスタンシングを意識して、信号を待つ。帽子をかぶって、サングラスにマスク、一昔前だったら悪い人だ。今は全く気にならない。
ミッドタウン・ガーデンは緑が綺麗だ。ジョギング、犬の散歩をしている人達がいる。そのまま檜町公園へ。池では亀が気持ちよさそうに泳いでいる。この季節は池のほとりに青紫色に咲くアヤメがとても綺麗だ。緑の中を歩くにはとても気持ちが良いが、気温は既に30度近い。マスクをしているといつも以上に暑い。これは危険だ。気をつけよう。
東京都の感染者はなんと10人だ。4月中旬をピークに落ち着いてきている。10人の感染者のうち6人はすでに陽性が判明している患者との濃厚接触者だ。感染者ゼロの日も近いのではないか?東京都の人口は約1,400万人だ。これだけの大都市で10人というのは素晴らしい結果と言って良いのではないだろうか?
今回良くわかったのは、我々日本人は正解を求めすぎだっていうことだ。感染症拡大防止の方法もひとつではないということ。国によっても都市によっても、状況が異なり、アプローチの仕方は何通りもあるということだ。
今までのメディアの論調からすれば、検査不足から日本は感染爆発し、既に医療は崩壊していたはず。でもそんなことはない。だからと言って、医療が崩壊すると心配していた人たちが嘘をついていたわけではない。崩壊しなくて良かったということだ。
誰も間違っていない。様々な考え方の中で、何がベストかを考える力が大切だということだろう。日本は、様々な選択肢の中から、クラスター潰しを徹底し、検査数を絞り、重症患者を受け入れられる医療体制を整えた。今のところ、この戦略が奏功し、4月の中旬をピークに感染者数が減少してきた。もしくは、医療体制の問題ではなく、国民が自粛した効果が着実にでているということなのかもしれない。
勿論、第二波がやってきたときも、同様の対応で良いかどうかはわからない。でも何はともあれ良い感じになってきた!
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