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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

暇なときに 4/30/2020 木曜日

新緑と言えばよいのか若葉と言えばよいのかわからないが、みずみずしい緑色がとても綺麗な季節になってきた。何事もなかったように鮮やかな緑色の葉を茂らせ始めている。

もみじがいっせいに芽を吹くさまがこんなに美しいなんて!ツツジは相変わらずこれでもかってくらい咲いているし、私が大好きな中央が黄色で花びらが白色のマーガレットも満開だ。

何故だろう?今まで気づかなかったちょっとしたことに気がつくようになっている自分がいる。何だか嬉しい。

それにしても世界経済はとんでもないことになっている。知っていたほうが良い。

2020年1~3月期のユーロ圏のGDP速報値は前期比3.8%減。年率換算では14.4%減。2020年1~3月期の米国のGDP速報値は前期比年率で4.8%減と11年ぶりの大幅なマイナス成長。

正直言ってボロボロだ。今後、アメリカ経済の悪化をどこまで食い止められるかは、日本を含め世界経済の行方も大きく左右する。米議会予算局(CBO)は4~6月期のGDPが前期比年率で39.6%減少すると予想している。この予想が当たったら大変だ。酷いことになる。

日本はどうだろう。2019年10-12月期の日本のGDPは年率換算7.1%減。消費税上げと対韓国との関係悪化などを主因に新型コロナとは関係なく弱かった。5/18に発表予定の2020年1-3月期GDPが心配だ。そして、4~6月期はさらに減速する可能性がある。

こういう悪材料を既に市場は織り込んだという識者もいるだろう。その人達の見方が正しいと思いたいが、私は第二派が怖い。FRBが必死に市場を支えているが、こんなに世界経済が縮小するのを経験したことがあるトレーダーが世の中には存在しない。市場の流動性はますます細ることになる。そして、仮にファンダメンタルズの悪化を背景にもう一度株が売られ始めたら、値幅は今までよりも大きくなる。その時に911テロを知らない、リーマンショックを知らない、そして、世界経済が縮小することを知らないウォール・ストリートのトレーダーたちに市場を支えることは出来ないだろう。AIの判断も心配だ。相対的に市場を追いかけるのがとても危険な相場が来る。

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