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執筆者の写真篠原竜一 代表取締役社長

暇なときに 2115年の日本の推計人口

以前にもお話しましたが、日本の人口減少が止まりません。


総務省統計局が発表した2019年(平成31年)1月1日現在(確定値)の日本の総人口は1億2,631万7千人です。この1年間で27万5千人減少しています。人口減少自体が問題ですが、内訳を見てみるともっと問題です。


15歳未満人口は 1,537万6千人で、18万1千人減少、15~64歳人口は、7,531万7千人で、49万人減少しています。その一方で、65歳以上人口は、3,562万4千人で、39万6千人も増加しているのです。


0-64歳までの人口が約67万人減っている一方で、65歳以上人口が約40万人増えているというのは誰が考えても大変なことです。


因みに日本人の人口は、1億2419万4千人で、この1年間で43万6千人減少しています。ということは外国人が16万1千人増加しているということになります。


国立社会保障・人口問題研究所がまとめた日本の将来推計人口(平成29年推計)を見るともっと驚きます。推計の対象は、外国人を含め、日本に常住する総人口です。


これによると2053年に日本の総人口は9,924万人になり1億人を下回ります。これは最近よく取り上げられる話題なのでご存知の方も多いと思います。


内訳を見てみると、15歳未満人口は 1,038万1千人、15~64歳人口は、5,119万3千人、そして65歳以上人口は、3,766万5千人です。


2053年に向けて、総人口は今より2,700万人も減少する中、65歳以上人口は引き続き増えていくという推計です。


これが2065年には日本の総人口は更に減少、8,807万7千人になります。


内訳を見てみると、15歳未満人口は 897万5千人、15~64歳人口は、4,529万1千人、そして65歳以上人口は、3,381万人になります。さすがに65歳以上人口も減少することになるようです。


ここからがもっとびっくりする推計です。国立社会保障・人口問題研究所は、長期参考推計とはしていますが、2115年までの予想も公表しています。


これによると2115年には日本の総人口は5,055万5千人になります。この推計を最初に見た時には驚きました。人口推計を行っているエコノミストに尋ねると移民政策が大きく変わらない限り、この予想は大きく外れないはずだと言っています。


内訳を見てみると、15歳未満人口は 520万人、15~64歳人口は、2,592万4千人、65歳以上人口は、1,943万2千人です。


総人口は2019年1月と比較すると7,576万2千人も減少します。内訳を見てみると、15歳未満人口は 1,017万6千人の減少、15~64歳人口は、4,939万3千人の減少、65歳以上人口は、1,619万2千人減少します。


江戸時代の総人口は約3,000万人、明治時代に約4,000万人、大正時代に5,500万人、そして第二次世界大戦後に約7,000万人です。ということは、明治・大正時代に戻るイメージです。


これから34年後の日本の総人口は約9,900万人、46年後は約8,800万人、そして96年後は約5,000万人になるとしたら、日本はどのような国になるのでしょう?


そんな先のことを考えても仕方がないというのはその通りかもしれませんが、今を生きる日本人ひとりひとりが考えないといけない大きな問題だと思います。

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