篠原竜一 代表取締役社長

2020年1月27日2 分

暇なときに Kobe Bryant

悲しすぎる。ロサンゼルス・レイカーズのスーパースター、Kobe Bryantらが乗ったヘリコプターが現地時間26日午前、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊カラバサスの山に墜落し、全員が死亡した。13歳の愛娘を含む9人が命を失った。

1996年に17歳でNBA入りし、名門ロサンゼルス・レイカーズ一筋でキャリアを過ごしたスーパースターだ。当時は同じ96年にNBA入りした76ersのAllen Iversonが注目を集め、特に東海岸では圧倒的な存在感を示していた。私と同じ183cmの選手が大活躍していることに興奮したものだ。しかし、17歳という若さでプロになったKobe Bryantの人気は抜群で徐々に頭角を現してきた。

そもそも私は、ボストン・セルティックスのLarry Birdとロサンゼルス・レイカーズのMagic Johnsonに憧れ、中学生からバスケットボールを始めた。彼らは共に206cmで大学時代からのライバルだ。

不思議なもので、Kobe Bryantの身長は、Michael Jordanと同じ198cmであり、ファンはMichael Jordanの後継者はKobe Bryantだと言うようになっていった。ディフェンスは圧倒的にMichael Jordanが上だが、プレースタイルは、とても良く似ている。

Michael Jordanは、Kobe Bryant以外とは、誰とone on oneをやっても負けないと言い、Kobe Bryantも自分は誰にも負けない、でも、もし負けるとすればMichael Jordanだと言っていた。年の差はあるが、お互いが認め合う仲だった。

アメリカのバスケットは今現在も世界一で、東京オリンピックが楽しみだが、この二人がいた時代のNBAの方が圧倒的に面白かった。 今のNBAにも歴代最高のシューターと言われるStephen Curry のような凄い選手はいるが、この二人ほど美しいプレーで魅せてくれる選手は今はいない。

皆に愛されたスーパースターが41歳という若さで亡くなるなんて本当に残念で仕方がない。

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